草野球の試合は、終わった瞬間がいちばん盛り上がります。でも1か月もすると、スコアも、誰が打ったかも、だんだん思い出せなくなっていきます。
「記録なんて付けなくても楽しめている」というチームも多いと思います。それでも記録を残しておくと、試合の楽しみ方が少し広がります。この記事では、試合結果を記録しておくことの価値を整理します。
1. あとから振り返れる
いちばん素朴で、いちばん大きな価値です。
- 去年の今ごろ、どこのチームと試合をしたか
- あの逆転勝ちは何対何だったか
- 初めて本塁打を打ったのはいつの試合か
こうしたことは、記録がなければ数年で曖昧になります。記憶は「印象に残った場面」しか残してくれませんが、記録は普通の試合も含めて全部残してくれます。
同じ相手と何度も対戦しているなら、対戦成績が分かるのも楽しいところです。「あのチームには3連敗中」と分かれば、次の試合の気合いも変わります。
2. シーズン成績・通算成績が残る
1試合ごとの記録が積み重なると、シーズン成績になります。
1試合の成績は、たまたま当たった・当たらなかったで大きく変わります。10試合、20試合分を合わせたシーズン成績になって初めて、その選手の実力に近い数字が見えてきます。打数が少ないうちの打率がどれくらいぶれるかは、草野球の打率はどれくらいならすごい?で計算しています。
さらに数年分がたまれば通算成績になります。「チームで通算100安打」「通算10本塁打」のような節目は、記録を続けているチームだけが味わえる楽しみです。
3. 自分の変化が分かる
草野球では、ほかの選手と比べるより、去年の自分と比べるほうが面白いこともあります。
- 去年より三振が減った
- 打率は同じくらいだが、四球が増えて出塁率が上がった
- 投手として投球回が倍になった
練習で取り組んだことが、数字で確かめられます。逆に「最近打てていない」と感じたときも、記録を見れば、本当に不調なのか、たまたま数試合悪かっただけなのかが分かります。
年齢を重ねても続けられるのが草野球の良さです。記録があれば、「30代のころと比べてどうか」という見方もできるようになります。
4. チームで楽しめる
成績がそろうと、チームの中での楽しみ方が増えます。
ランキング
打率・本塁打・打点などのチーム内ランキングは、試合が終わるたびに話題になります。「あと1本で本塁打王に並ぶ」という状況は、それだけで次の試合の楽しみになります。
年間表彰
1年分の成績があれば、首位打者や本塁打王、MVPを決める表彰ができます。表彰の組み立て方は草野球の年間表彰アイデアと草野球のMVPはどう決める?で紹介しています。
打順や起用の相談
「出塁率の高い人を1番に」「最近調子のいい人を上位に」といった打順の相談も、記録があれば感覚だけに頼らずに話せます。
5. 参加していない人とも共有できる
試合に来られなかったメンバーにとって、「どうだった?」の答えがすぐ分かるのは嬉しいものです。
スコアと、誰が打ったか、誰が投げたかが残っていれば、グループのやりとりで「今日は5対3で勝ち。○○さんが2安打」と伝えるだけでも、チームのつながりが保たれます。
記録を「付けて終わり」にしないコツ
記録は、付けること自体が目的になると続きません。見返して楽しむところまでをセットにすると、続けやすくなります。
項目を欲張らない
最初から全部を記録しようとすると、入力が負担になります。何を記録すればいいかは草野球の個人成績は何を記録する?で整理しています。
試合当日に付ける
記録は、試合から時間がたつほど思い出せなくなります。その日のうちに付ける習慣にすると、抜け漏れがほとんどなくなります。
見返す機会を決めておく
月に1回、シーズンの折り返し、年末の納会など、記録を見返すタイミングを決めておくと、記録が「たまっていくだけのデータ」になりません。
途中からでも始める
「今年はもう半分終わったから来年から」と先延ばしにする必要はありません。始め方は草野球の成績は途中からつけてもいい?で紹介しています。
記録の方法はチームに合うものでいい
紙のスコアブック、Excel・スプレッドシート、成績管理アプリなど、方法は何でも構いません。表計算で管理する方法は草野球の成績をExcel・スプレッドシートで管理する方法で詳しく紹介しています。
私たちが作っている My Success も、そのための選択肢のひとつです。試合ごとの記録から、シーズン成績やチーム内ランキングが自動でまとまるので、「見返して楽しむ」ところまでの手間を減らせます。
まとめ
- 記録があれば、普通の試合も含めて、あとから振り返れる
- 積み重なるとシーズン成績・通算成績になり、実力に近い数字が見えてくる
- 去年の自分と比べて、変化を確かめられる
- ランキング・表彰・打順の相談など、チームで楽しめる材料になる
- 続けるコツは、項目を欲張らない・当日に付ける・見返す機会を決める
記録の面白さは、たまってから分かります。まずは次の1試合から残してみてください。